作者の前作である「私の気の毒な婚約者」を読んで内容が良かったので購入しました。
以下、若干(?)のネタバレ含んだ感想となってますー!
あらすじ(公式より引用)
伯爵令嬢アイリーンは、社交界にデビューして早々、婚約者のフィリップに愛人候補がいることを知る。確かに彼は公爵家嫡男で将来有望、容姿も女性に騒がれていたけれど、結婚前から愛人の座を狙っている人が居るなんて――。「やったわ、女のドロドロガチバトルなんて大好物です!」「楽しむな、陰険な戦いを!」フィリップのため息もなんのその、愛人候補との対決に燃え上がるアイリーンだけれど…?
「小説家になろう」サイトにて公開されている作品の書籍化です。
前作の「私の気の毒な婚約者」のヒロインが好きだったので、こちらの作品を購入しました。
なろうサイトではすでに完結して公開されていたのですが、あえて読まずに電子版を購入しました。※現在でも公開されているので書籍購入を迷ってらっしゃる方は一度試しに読んで見てはいいかと思います。
回のヒロインとヒーローは許嫁同士で仲の良いという展開からのスタートでしたので、気持ちのすれ違いとか大きな障害があるなどの内容では無かったです。
しかし、ヒロインのアイリーンは貴族の令嬢の中でも儚げで深窓の令嬢と男性受けの良い見た目なんだけど、ちょっとズレた言動や行動をしちゃう変わった貴族令嬢と
そんな彼女に振り回されながらも彼女を見守るこれまた女性のモテモテな公爵家嫡男でもある婚約者フィリップとのやりとりが面白くほっこりしちゃうお話でした。
コメディ色が強いので表紙で買っちゃった人は
「もっと甘々な展開があると思ったのに!」
って思ってしまうかもしれませんねw
ですが、物語が進むにつれてアイリーンの心の変化やフィリップのアイリーンに対する深い愛情やそんな二人を取り巻く周りのキャラクターなども良い動きをしていたので私は楽しんで読んでいました。
二人の仲を邪魔しよう(婚約破棄)と色々みみっちい邪魔をしてくる脇役達も味があって面白かったです。
読み進めていく中で飽きるような展開も無くまた最近よくある巻数が記載されていないのに読んでみると話が終わってないくて続編が出そうな展開を匂わせたまま終わるという事もなかったのでスッキリ終わってくれたので「読み終えた感」もバッチリ味わえましたwç
※本当最近巻数が記載されていない作品多いですよね・・・売れ行き次第なのはわかるのですがそれであればもう少し作品としてキチンをまとめて欲しいと思います。