書籍感想★ナタリア姫と忠実な騎士

Kindleの読み放題に追加されていたので、すでになろうサイトで一度読んだ事があるのですが改めて読んでみました。この作者さんなろうサイトでは続編というスピンオフを書いていらっしゃるので私として今後も続編を書籍化ほしいと思ってしまいました。

以下、感想&若干ネタバレ

あらすじ(公式より引用)

欲しいのはあなただけ……。
小さな頃の初恋は、日を追うごとに胸が苦しくて――
「あなたを泣かせるのも、慰めるのも、これからは私だけの特権だ。そうだろう?」
気品にあふれ優しい性格で人気の第一王女ナタリア。しかしその容姿は兄や妹に比べてかなり地味。それを内心恥ずかしく思っているナタリアは、幼馴染である近衛騎士のエドワルドに片思いをしていた。エドワルドとのダンスの練習に顔を赤らめるナタリアを、愛しげに見つめるエドワルド。焦れったい両片思いに周囲はヤキモキしていたが、ある時、隣国の美しい第二王子との縁談が持ち上がり……!? 愛され王女と幼馴染騎士とのじれじれすれ違いラブ!


ヒロインはお姫様、ヒーローは幼馴染である近衛騎士、身分差恋愛といよりもネガティブなヒロインが勘違いというかすれ違いがこじれまくった結果ハッピーエンドを迎えるという王道ストーリーでした。

でも、ヒロインのナタリアが一生懸命頑張る姿がとても健気で可愛いのですが、別に周りに虐げられている訳ではないんですよ、兄と妹より少し地味なだけなんですよね。

ただ努力家で王女としてはハイスペックなので他国の王子様からアプローチを受けたりもします。(まあその他国の王子がちょっと残念な王子様だったのですが、私的にはとても好感のもてるキャラだったので彼を救済してほしいとさえ思ってしまったほどの残念王子様でした)

ナタリアに自信がないからここまで拗れてしまうのですが、ある時ヒーローと妹姫が抱き合っているのを目撃してショックを受けるナタリア(うん、王道的展開ですね)

そりゃあ、コンプレックスの対象の妹が相手となると衝撃も大きい訳で周りがどんなにフォローしても聞く耳持たないって感じですかね。

エドワルド自信も昔の失敗でナタリアとの距離が遠くなってしまった事もあり彼女に対してグイグイ進めないという事情がよりすれ違い度が増したという展開でした。

じれじれ展開ですがそこまでダラダラ引き延ばすような流れでもなく他のキャラクターの性格などがしっかりとあるためかとても読みやすかったです。

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